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箱根関所 Hakone Sekisho

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箱根といえば、「箱根関所」を最初に思い出す方も多いほど、江戸時代の箱根は「関所」で有名でした。
「入り鉄砲に出女」の言葉が示す通り、江戸に入る鉄砲と江戸から出る女性に対して幕府は注意を払っていましたが、箱根関所では特に「出女」の詮索が厳しく行われていて、人見女と呼ばれた女性を詮索する女性の役人がいました。
この関所の近くには元々住人は居ませんでしたが、関所が出来る前年の1618年(元和4年)に小田原と三島からそれぞれ50軒が移住させられて箱根に住むようになり、これが箱根宿の始まりです。
翌1619年(元和5年)には現在の関所跡の場所に関所が作られ、通過する人と物資の検査が行われるようになりました。
関所が閉鎖されたのは明治2年ですが、この関所跡が復元されたのは、1983年(昭和58年)にこの関所の事を詳しく書いた古文書が発見されてからです。その古文書を元に発掘調査が開始されたのは1999年(平成12年)。
そして、2007年(平成20年)にほぼ忠実に昔の姿を再現して一般公開されました。
関所の隣には資料館もあり細かい資料が揃っていますので、往時を偲び、歴史を勉強するには最適の場所です。

この記事を書いた人

案内人: 安尾 浩氏
海外生活8年の間に日本がきちんと理解されていないと認識し、通訳ガイドを始めました。
箱根に関しては多くの外国の方が訪れていますが、通り一遍の説明ではなく、多くの箱根の魅力を紹介することで箱根にもっと興味を持って頂けるように努めてまいります。

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